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装飾音 前打音について

装飾音符はその名前の通り装飾を足す音符です。ルネサンス時代(14世紀 - 16世紀)やバロック時代の音楽から現代音楽まで幅広く使われています。
またそれぞれの時代や様式によって演奏の解釈が変わることがあります。



簡単に装飾音符の中でも前打音についてお話したいと思います。
前打音は親音符(楽譜に普通のサイズで書かれている音符や休符)の前に演奏する音です。

前打音にはいくつか種類があるので基本的な演奏方法と一緒に紹介します

<長前打音>

モーツァルト、トルコ行進曲より

小さく書かれている音符の音価を演奏して親音符をのこりの音価で演奏します。

(
例 : 8分音符の長前打音に4分音符の親音符なら実際に演奏するのは8分音符2つです。4分音符の親音符-8分音符の長前打音=実際に演奏する親音符の音価は8分音符)
なぜ、普通の音価になるなら長前打音で書く必要があるのかについてはお話が長くなってしまうので簡略化します。
その和音の構成音でない音(倚音 いおん)で書かれているので小さく書いたという例もあります。

<短前打音>



長前打音ににていますが、よく見ると前打音に斜線が入っているのがわかるでしょうか? これが短前打音です。
この短前打音は短く演奏して親音符のリズムを崩さないよう演奏をします。

<複前打音>


2音以上の前打音です。


音は2音以上ありますが短く演奏して親音符のリズムを崩さないよう演奏をします。

これらの前打音を演奏するタイミングは2種類あります

1. 拍の頭に親音符がくるように演奏する
2. 拍の頭に前打音がくるように演奏する

楽譜で前打音があるときはどれに当てはまるのかよく見てみましょう

今日のまとめ



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アーティキュレーションのお話し


アーティキュレーションと聞いてどんなことを思い浮かべますか?

色んなアーティキュレーションを吹いてみました 動画

アーティキュレーションという言葉の意味には関節という意味もあります

関節のように音と音の関係を結びつけるニュアンスや、ひとつの音に対しても音のニュアンスを指定することができます。
スラー、レガート、スタッカート、テヌート、テヌート・スタッカートなど・・


どうしてアーティキュレーションが必要なの?

話しをするときに句読点( 、。)単語のかたまりや音の高低があって、より言葉を伝えやすいのと同じで音楽にもそういったニュアンスがあるのです。

どう。してアー、ティ。キュレーショ必。要、なの。

と読むと意味が伝わりにくいですよね?

クラシックの作品にはひとつのアーティキュレーションを決めるのに音楽の研究者たちが「あ~でもない、こうでもない」と意見し合っているものもあります

これはやりにくいアーティキュレーションだから簡単にして演奏しよう~なんて勝手には出来ません。
(あまりにもおかしいものは考えものですが・・)

スタッカート
staccato

短い音で


テヌート・スタッカート
tenuto staccato

スタッカートとテヌートの間くらいの長さで
(響きで音の長さを保って)


テヌート
tenuto

音の長さを保って


スラー
slur

音と音の間をなめらかに


レガート
legato

なめらかに演奏する


短い音から長い音へまとめてみました




スタッカート

アーティキュレーションなし

テヌート・スタッカート

テヌート

これらを吹き分けることが出来たら、表現の幅が広がりますよ ^ ^

色んなアーティキュレーションを吹いてみました youtube

楽譜でこれらを見つけたらこだわって自分の演奏方法を探してみましょう

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管楽器とするアンサンブル その2


前回の管楽器とするアンサンブル 1でもお話ししていたブレスを使った合図の練習方法を説明したいと思います。

ブレスの合図くらいもうすでにやっている・・
だけど上手くテンポが相手に伝わらないということがあるかもしれません。

自分の体の中にテンポがしっかり確定するまではメトロノームを使って合図の練習をするのもいいですね。



練習の例を挙げてみましょう

4/4拍子 テンポは四分音符=72
で一拍目に音を出す場合

音を出す一拍前(一小節前の四拍目)で合図をします。
メトロノームで練習してみて下さい。相手に分かるように一拍かけてブレスをします。それが早すぎても遅すぎてもテンポが伝わりません。
この時に最初は練習で1拍目から数えるようにしましょう。
自分の中でテンポが定まらないと相手にも伝えられません

1・2・3・「ブレス」| 「音」・2・3・「ブレス」| 「音」・2・3‥

( | : は小節線です)

という風に繰り返して練習してみましょう。これが慣れてくると1・2・3と数えなくても4拍目のブレスだけで相手に合図出来るようになります。
これを色んなテンポで練習したり、色んな拍子で練習しましょう。

8分の6拍子や8分の3拍子はゆっくりなら3拍目でブレス、中くらいの速さなら八分音符3つ分でワンブレスするのがいいでしょう。

管楽器でないピアノや弦楽器の人もいずれ管楽器と演奏することがあるかもしれません

参考に聴いてほしいというアンサンブルがあります。



レ・ヴァン・フランセはフルートのエマニュエル・パユをはじめ木管楽器のスターとピアニスト エリック・ルサージュのフランスのアンサンブルです。

一度聴いてみてください~

寒いときのウォーミングアップ



冬場は体だけでなく楽器も冷えます

寒い楽器庫や部屋に置いてあると楽器も冷たくなって当然です。

管楽器は冷えると音程が下がります。その状態で正しい音程を取るために高めに吹くことも少しは必要ですが極端だと悪いくせや力の入ったアンブッシュアが身についてしまいます。

楽器を練習する前に楽器を温めることが大事です。

木管楽器は組み立てるまえに、それぞれの管に温かい息を優しくいれましょう。
寒いときに「ハ~」と白い息が出るようなあの息の吹き方です。

管の先まで温まるように穴やキィを全てふさいで先から温かい息が出てくるようにしましょう。
それを全ての管にやったら、組み立てて下さい。


その他、基礎練習の前に楽器を温めながら指のウォーミングアップも出来ます。

練習方法動画はこちら

その次に楽器、全体を温めるのと自分のウォーミングアップのために最低音から半音階(5度やオクターブの間)を練習しましょう。低い音の中で色んな音で練習して少しづつ楽器を温めましょう。

練習前のウォーミングアップは焦らず急がずていねいに練習しましょう。

リズム感・タイム感のお話


あの人はリズム感がいいな~
この演奏はリズム感がない


音楽をやっている人ならリズム感という言葉はよく耳にすると思います。

規則的なリズムを自分でキープしたり再現したりする力は音楽をやる上でとても大事なことです。

みなさんもメトロノームを使ったりしていつも意識しているのではないでしょうか?

では、タイム感という言葉は聞いたことがありますか?

タイム感というのは、音価に対する感覚です。

音価って何?
という人のために説明すると、音符や休符がもっている拍の長さのことです。

例えば4/4の場合なら、
全音符・全休符なら 4拍
二分音符・二分休符なら 2拍
四分音符・四分休符なら1拍
八分音符・八分休符なら2分の1拍
十六分音符・十六分休符なら4分の1拍



という風に音符・休符にはこれだけの拍の長さを使うというルールがあります。

長すぎても短すぎても拍の中で表現を処理されるのが一般的です。

この音価に対する感覚がタイム感です。
リズムだけが正しくてもタイム感がなければ、四分音符なのか八分音符なのかわからない演奏になります。

「ぽん」という一瞬の音でも四分音符でスタッカートにしようか八分音符にしようか考えて選んだ一音なのです。
作曲家が音符を選んだ音をきちんと演奏することは最低条件です

かと言って、音価いっぱいにベタベタに演奏すればいいかというとそうではありません。

音程感もリズム感もタイム感も練習しないと少しづつズレてきます。

これらはいつも意識するようにしましょう

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吸水シート

タンポの間にひそむ水分・・

これが原因でキィがくっついたりして、一時的にうまく機能しない場合があります。簡単に言うとキィがあがってこなかったり、押さえてもタンポが上がらなかったりします・・困るなぁ



これを防ぐためにクリーニングペーパーを使って水分をとります。
中には脂取り紙で代用する人もいます。

しかし、これらは一回しか使えません。
クリーニングペーパー約500円は学生にはなかなかの出費かもしれません
もったいないと毎回の楽器のお手入れをやらない人がいるようです

そんな人に朗報です

吸水シートを知っていますか?
洗って乾燥させれば再使用できます。 紫外線により変色しますが効果に変化はありません。

これは私も愛用しています



楽器ケースに小物を入れる余裕がある人は更に大きいサイズもあります。



これ一枚で楽器にもお財布にもやさしいですよ~ 笑



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管楽器とするアンサンブル 1

色んな方が当ブログを見てくださっているようです。

ありがとうございます

今回は少し視点を変えて、ピアノや弦楽器や打楽器などを演奏する方が管楽器とアンサンブルするときのポイントをお話したいと思います

管楽器とのアンサンブルといえば・・
ブレスをよく聴いてアンサンブルをすることは基本中の基本です。
では、ブレスでどんなことができるのかを考えてみましょう


テンポの指定

管楽器の人は音を出す前に息を吸わないと演奏できません。
「スッ」っと息をする音が聞こえると思います。
その音でテンポの速さや拍子感を表 伝えることが出来ます。

まずはテンポに注目
例えば、「スッ」と速いブレスなら速いテンポですし、「ス~ゥッ」ゆったりしたというブレスなら遅いテンポで合図するのが一般的です。

ここで気をつけてほしいのは「それが何分の何拍子の曲で何拍分を表すブレスなのか?」ということです。

ブレスの合図は必ずしも一拍分というわけではありません

テンポが速い曲では1拍分のブレスはテンポが早すぎてわかりにくい場合があります。

同じ「スッ」というブレスでも1拍を表すブレスなのか2拍を表すブレスなのか、8分3拍子では一回のブレスで3拍を表すこともできます。

これは曲によっては最初に打ち合わせをした方が良いですね。
(例えば・・ここでの合図は一拍でいこうとか、1小節)

お互いにこのブレスの感覚を持っていれば、ブレスで合図する人がたとえ一人だとしても最初の音を揃えたり、テンポを共有することも簡単にできます。

とてもアンサンブルが良いな~と思う演奏を一つ紹介します

G.P.テレマン トリオソナタ オーボエ:ハインツ・ホリガー
(ホリガーはオーボエ界の神様みたいな方です)

ブレスや合図に注目しながら聴いてみてください^ ^

じ~っと見つめあってもテンポや表情の指示がなかなかできません。管楽器でなくても少し呼吸を意識して演奏してみましょう。



次回はブレスの合図の方法を実践してみましょう

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プロフィール

BrassMusic Hide

Author:BrassMusic Hide
ブラスミュージックネットでは、
ある音楽家が、吹奏楽・ブラスバンドに役立つ管楽器情報情報をお届けいたします。
各楽器のプロからもワンポイントアドバイス、日々の練習のあれこれ、質問にもお応えしていきたいと思っています♪

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