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歌うってどうすればいいの? (発音編)


歌い方のヒント(発音編)


「もっと歌って」「もっと音楽的に」と言われてどうしたらいいんだろう…という人は多いのではないでしょうか。

ここでのお話が少しでも楽しい音楽をするヒントになればいいなと思います。

前回は音階を例に音量のことについて話しました。

今回は発音(管楽器でいうタンギング)のことについてお話しします。

メロディーは第一印象がとても大事です。前回お話しした音量でどんな性格の音楽か(激しい、優しい etc.)が分かります。
同じく音の第一印象を決めるのが音の発音です。

「ターッ!」「サー…」「バンっ!!」
「とことこ。」

これらを声に出して読んでみるだけでも迫力のある音、消えるような音、爆発するような音、小さくてかわいい音など色んな音楽の性格が分かります。

これを楽器でやるのが演奏上の発音です。

「といっても自分では、なかなか言葉が思いつかない」という方は日本語の様々なオノマトペ(擬音)を想像して下さい。

例えば、殻(から)のついた雛鳥(ひなどり)が踊るような音楽があったとします
何匹の雛鳥がいますか?
大きさはどれくらいですか?

そしてあなたはどんな音を想像しますか?

「ドシドシ」「とことこ」「ぼよ~ん」「タカタカ…」「にちゃっ。。」

あなたの想像する音に近い音があれば良いし、この中にはないというのも正解です。


最初のたった一音がこれからどんなお話が始まるのかを左右します。
だから発音も十分に歌うための要素となります

ここまでで、発音を自由に想像することがどれだけ大事かが分かったと思います。


次のステップが皆さんが知りたかった楽器で演奏するときの発音をどうするかということです。

ここで演奏上に問題がでてきます
必ずしも、言葉の発音と楽器の発音が同じだとは限らないということです。

楽器の発音というのはどんなに小さな音でも(ゼロ発振)でも唇やリード、弦が振動することが最低条件です。
でないと音はでません。
実際の発音の種類は楽器によって限定されてきますが様々なイメージをもって演奏することが大切です。

例えば同じ「Ta」という発音でも力を入れて硬い発音も力を抜いて柔らかく発音することも出来ます。

「ス」(S) という発音では楽器がなりにくいと思います。
そこですぐにこの発音をあきらめて、音の鳴りやすい「タ」の発音をするのでなく「Ta」の発音から舌力を抜いて→「Th」という発音にすれば、楽器も鳴りイメージにも近い音になりますね。

これはほんの一例で、発音の練習についても次回お話しします。

色んなことを細かく考えるのは時間がかかりますが、この作業が楽しいと感じたら一歩音楽のレベルがアップするでしょう。
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移調楽器 音 早見表 (実音から)

移調楽器のために音別に記譜と実音が分かる早見表を作りました

移調楽器 早見表
(保存はこちらから)



トランペットとアルトサックスとフルートでの練習でドの音の音程確認をしようとして、それぞれの運指のドの音を出してもちがう音がなってしまいます。

それは管の名称がちがうからです。

この場合、トランペット(B管)とアルトサックス(Es管)とフルート(C管)なので

フルートは記譜の「ド」
トランペットは記譜の「レ」
アルトサックスは記譜の「ラ」


を吹いて、みんな同じドの音が演奏出来ます。

この音程の関係を知るためには音程の度数を調べる必要があります。
でも、毎回これを考えるのは時間がかかりますね…

なので便利な早見表を作ってみました
(上記URLから無料ダウンロード可能)
スマホで見るも良し、プリントとして合奏中に見れるのも良し、使い方自由

一番上の横の段は実音、左の縦の段はそれぞれの管を表しています。

例えば、ホルンならEs管の横の列をみて記譜の音CならEsの音がなる。という風に使います。

また、his(シ♯)→c、ces(ド♭)→h 、eis(ミ♯)→f、 fes(ファ♭)→e
などの異名同音(異なる名前で同じ音)は省略しています

今回は実音から記譜や運指がわかる表をつくりました。
何管かを選んでから横の列で記譜の音をみてその音の縦の列が実音になります。
つまり、みんなでCの音が出したい時に一目でそれぞれの楽器のCの記譜や運指がわかるようにつくりました。

次回は記譜から実音がわかるものを作りたいと思います。
楽譜の音からそれぞれの楽器でどんな音がでるかを書いたものです。

指導や合奏練習、個人的な移調の際にお役立てください



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歌うってどうすればいいの?(音量編)

歌い方のヒント(音量編)

「もっと歌って」「もっと音楽的に」と言われてどうしたらいいんだろう…という人は多いのではないでしょうか。

ここでのお話が少しでも楽しい音楽をするヒントになればいいなと思います。

わたしにとって「歌う」ということは楽譜に書かれている音を自分自身の力で実現するということです。

1. いい演奏を聴く
2. 楽譜を読む
3. イメージする

この3つが大事です

えっ? 楽器で音を出していないって?

その通り
良い音楽するためには音を出す前にまず良い音楽をイメージ出来なければいけません。

楽器の吹き方の前にイメージ出来るようにしましょう

「歌って」というのは楽譜にも指示されることがあります。

Cantabile (カンタービレ)=歌って
これは Cant. と略されることがあります。楽譜でみたことはありますか?

旋律(メロディ)があれば、じっと見つめてみましょう。
歌うためには色んな要素が必要です。
調性の音楽でもっとも基本的な素材のひとつ音階を例にお話します。

まず音形をみます
その名の通り音がどんな音の高さなのか、どんなリズムなのかを見ることが大切です。

音形と音量について考えてみましょう。

音形が上行(音が高くなっている)しているか下行(音が低くなっている)しているかをみる

いくつかアイデアの例を挙げてみましょう。

1.上行音階の音階なら音が高くなるに連れて音量も大きくする。下がるに連れて小さくする。

2.上行するに連れて小さく、下行するに連れて大きく

3.上行・下行を使ってCrescendo.(だんだん大きくする)

4.上行・下行を使ってDecrescendo.(だんだん小さくする)

5.音量を変化させない

6.上行・下行に関係なく音量を変化させる

これはアイデアのほんの一部でこれ以外のどんな方法もあり得ます
他にも自分で自由に考えてみましょう。

ただし、どうしてそんな風に演奏しようと思ったか理由がないと音楽に説得力がなくなってしまいます。

どんなにささいなことでも構いません。

例えば…
・音楽がもり上がっているから音量をあげました。
・静かで落ち着いた旋律をじゃまし過ぎないように小さな音のままにしました。
・他の楽器と同時に演奏すると聴こえなくなる可能性があるので、大きな音で派手に演奏しました。
などなど

音階以外にもたくさんの例がありますが、
楽譜を見て演奏を想像するところから始めてみましょう


まずは口で歌うといいでしょう

あまり音程に高低差のない曲はどんな風に演奏するのか..

あなたが話すとき歌のように音の高低差がなくても十分に内容や気持ちを伝えられますね
音楽のフレーズにも言葉と同じように単語や副詞や接続詞があります。
音程以外にも判断する材料や細かく部分に分けることができます。
練習段階や歌い方を考えるのに細かく部分を意識するのは大切なことです。しかし最終的に目指したいのはブツブツと短く切れない長いフレーズです。

悩んで悩んで、自分にしか出来ない音楽を目指しましょう

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これって何調かな?

臨時記号と調号
今、練習している曲が何調はわかりますか?

どうやったら何調かわかるのかな?

楽譜には♯(シャープ)や♭(フラット)などの記号がたくさん出てきて音に色彩を与えます。
♯♭は曲の途中に出てくるものと音部記号(ト音記号、ヘ音記号、ハ音記号)のすぐとなりに出てくるものの二種類に分けることができます。

曲の途中についている♯や♭は臨時記号(りんじきごう)といいます。

音部記号のとなりについている♯や♭は調性(その調が何調なのかというのこと)を表します。これを調号といいます。

ほとんどの曲がこの調号を見れば何調なのか判断できます

同じ調号でも長調と短調の場合があります。ここでは♯・♭の数とそれに対応する調を紹介します

C管用です

B管Es管A管F管などの移調楽器を使っている人はこの表の下で説明があります。

○ ♯・♭何もついていないもの…C-durかa-moll (ハ長調かイ短調)

♯系
○ ♯が1つ…G-durかe-moll(ト長調かホ短調)
○ ♯が2つ…D-durかh-moll(ニ長調かロ短調)
○ ♯が3つ…A-durかfis-moll(イ長調か嬰へ短調)
○ ♯が4つ…E-durかcis-moll(ホ長調か嬰ハ短調)
○ ♯が5つ…H-durかgis-moll(ロ長調か嬰ト短調)
○ ♯が6つ…Fis-durかdis-moll(嬰へ長調か嬰ニ短調
○ ♯が7つ…Cis-durかais-moll(嬰ハ長調か嬰イ短調)

♭系
○ ♭が1つ…F-durかd-moll(へ長調かニ短調)
○ ♭が2つ…B-durかg-moll(変ロ長調かト短調)
○ ♭が3つ…Es-durかc-moll(変ホ長調かハ短調)
○ ♭が4つ…As-durかf-moll(変イ長調かヘ短調)
○ ♭が5つ…Des-durかb-moll(変ニ長調か変ロ短調)
○ ♭が6つ…Ges-durかes-moll(変ト長調か変ホ短調)
○ ♭が7つ…Ces-durかas-moll(変ハ長調か変ホ短調)

嬰=「えい」は♯がついていることを、変=「へん」は♭が、ついていることを意味します

これに対応しないものも出てきますが基本的な調性の表記方法はこれでできます

移調楽器のみなさんへ

自分のパートの調号の数をみて上の調のどれに当てはまるか見た後に移調楽器早見表でそれがC管なら何になるかを判断しましょう。

見方

調号(♯・♭いくつあるか)を見て上の表で判断したら、こんどは移調楽器早見表で自分の移調管の列(横の列)でその音を探しましょう。
その音をたての列でC管にあたるところ
を見れば移調楽器からも調が判断出来ます
移調楽器 早見表
(保存はこちらから)

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主音、属音、下属音…

絶対表記と相対表記
主音という言葉を説明できますか?

音や和音には名前がついています

皆さんも音を読む時にド・レ・ミ…やドミソ、ソシレ…などとイタリア語の音名を使うのが日本では一般でしょう

この音名は何調でも高い音でも低い音でも「ド」といえば「ド」の場所を表し、「レ」といえば「レ」の音を表すように調に関係なく音の位置を表記することができる絶対表記です。

それに対して、音階の中での役割りや性格を表す他の音との関係で音の名前がつけられるのが相対表記です。皆さんも合奏練習などで「導音(どうおん)」「主和音」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?

ハ長調(C-dur)の「ド」とへ長調(F-dur)の「ド」は同じ音でも音階の中での場所が異なります

ハ長調(C-dur)の場合
・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ…
(音階の1番最初にあたります)

へ長調(F-dur)
ファ・ソ・ラ・シ・・レ・ミ…
(音階の5番最初にあたります)

相対表記を紹介したいと思います。

(1)主音→(2)上主音→(3)中音→(4)下属音→(5)属音→(6)下中音→(7)導音

(カッコのなかの数字は音階の何番目にあたるかを示しています)

特に覚えて欲しいのは主音、下属音、属音、導音です。

さっきの「ド」の例で言うと同じ「ド」でもハ長調(C-dur)なら主音、へ長調(F-dur)なら属音 という風に役割りがちがうのです。

これで導音とか属音などの言葉が出ても合奏で一人分からないということがなくなるでしょう

導音:主音へ導く音
だとか自分でイメージを持てるとより音楽が楽しくなりますね

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中学生から分かる三和音 4

美しい和音のバランス

美しい和音のバランス
(↑プリント)

・中学生からわかる三和音 完全音程とは?
・中学生からわかる三和音 長・短音程とは?
・中学生からわかる三和音 音律と調和 


どんなに美しい純正律の和音でも音量のバランスがバラバラだと和音にまとまりがなくなってしまいます
(逆に美しい音量のバランスが取れていれば多少のにごりも他の音の響きに上手く混ざり目立たないと思います。)

ここでは三和音の基本的なバランスをお話します。(ハ長調の場合)

ドミソのドはハ長調の音階の初めの音ですね。この初めの音を主音と言います。

主音から3度づつミ・ソと重ねたのが主和音です。

ドミソの和音をしっかり支える主音(ド)のことを根音と言います。

この根音は和音を支える音なので1番大きく、
その次に五度上の音(ソ)は2番目に大きく、
三音(ミ)は1番小さく、

すると、美しい和音のバランスが得られます。

それ以外の音は三音よりも小さな音で演奏しましょう

これが基本的な三和音のバランスです。


何故こんなバランスが存在するかというと…

音が発生するということは自然現象なので自然のルールを守らないと、バランスが崩れるのです。

倍音を理解しないといけません。

倍音とは:ひとつの音の整数倍の振動が発生し、別の音が聞こえます。それが倍音です。

耳の訓練のために低いひとつの音に倍音が聞こえるかどうかを試してみましょう

聞こえたら、ハモる時には大活用出来ます。
基音に合わせて、倍音で聞こえた3度、5度の音をそのまま一緒に演奏すればいいのです

和音はできるだけ自然倍音に近い音程で演奏するとにごりのない響になりますよ

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プロフィール

BrassMusic Hide

Author:BrassMusic Hide
ブラスミュージックネットでは、
ある音楽家が、吹奏楽・ブラスバンドに役立つ管楽器情報情報をお届けいたします。
各楽器のプロからもワンポイントアドバイス、日々の練習のあれこれ、質問にもお応えしていきたいと思っています♪

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