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微分音のお話 

突然ですが『微分音(びぶおん)』という言葉を聞いたことがありますか?


初めて聞く方には?ハテナ?な言葉だと思います。

全音に対して半音というのはその2分の1に当たるわけですが、微分音というのは、さらに細かい4分の1、6分の1、8分の1などを表す音のことを言います。



微分音は半音をよりさらに細かい音程です。




普段見ている平均律で調律されているピアノには鍵盤のド→ド♯→レ→レ♯→ミ→ファ..と半音づつ進行しています。
微分音はそれよりもより細かい音程を演奏することの出来るので(例えば1/4の音程であれば)
ド→ド1/4高→ド♯→ド♯1/4高→レ→レ1/4高→レ♯..
というかんじです。


よく実感が湧かないかもしれません。それに、『そんな細かい音程が聞き分けられるの?』という方のために微分音の音階(1/4)を演奏してみました。


実際に聴いてみてください

微分音の1/4の音階を吹いてみました



普通の音階に慣れている人は違和感があるかもしれません。その違和感こそが微分音です 笑

さて、聞こえたでしょうか?




この微分音は我々の伝統音楽をはじめイスラーム文化圏の伝統楽器などで聞くことができます。


昔からこの音程を使って演奏されてきているわけです。
クラシック音楽でも特に現代音楽では、この微分音がよく使われます。



どのように記譜(楽譜に書く)するの?


普通の記譜で使う シャープ♯、フラット♭、ナチュラルの形がほんの少し変形した記号で表記されています。




シャープの記号で書かれる縦線が一本だけのもの(微分音高く)、フラットの記号が反対方向を向いているもの(微分音低く)。


シャープ、フラット、ナチュラルに矢印が上に(微分音高く)または下に(微分音低く)付いているのがわかるでしょうか?

これらはそれぞれ何分の1の音程を指すのかによって使い分けられます。
基本的には4分の1での音高のコントロールがほとんどで、記号も未だに作曲家によって使い分けが異なるのが現状です。(大体楽譜のはじめの演奏方法の解説のページに書かれています)
曲によってはさらに細かい音程を指示されることもあります。


どう呼べばいいの?


音楽を少し勉強するとドイツ語音名がわかるようになると思います。シャープ、フラットに加えてこの微分音の読み方(1/4)もあります。



例えば..
『ベー』(シ♭)
『ツェフ』(↓ド)
『ツェー』(ド)
『ツィフ』(ド↑)
とかいうように読みます。

微分音を使ったおもしろい作品を紹介して今回の微分音のお話を終わろうと思います。

ヴィシネグラツキ作曲、2台の微分音ピアノのための24の前奏曲より、第1曲
次回はもっと詳しい話や、どのように演奏するかを説明したいと思います。

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フェルマータ

楽譜に書かれている音楽記号というのは音楽の歴史とともに発展しています。 フェルマータもまた書き方が変化している音楽記号のひとつです。


フェルマータといえば音楽の教科書にも出てくる基本的な音楽記号で「その音や間を適度にのばして」 という意味があります。

そんなフェルマータですが時代とともに様々な種類のものが増えています。特にロマン派以降の音楽では様々なフェルマータ記号が使われています。 



写真はブラームス。ロマン派の作曲家知っていますか? (ブラームス、シューマン、ショパン、リスト、マーラー、リヒャルト・シュトラウスなど)


『適度にのばして』というのは人によってもテンポによっても気分によっても変わりますが、例えば二つのフェルマータがあって、ひとつは長めのフェルマータ、もうひとつは短めのフェルマータで演奏してほしいと作曲家が思ったときに同じフェルマータの記号で書く場合とフェルマータ記号自体に長めのフェルマータと短めのフェルマータを指示するものがあります。


左:短めのフェルマータ、真ん中:ふつうのフェルマータ、右:長めのフェルマータ

これが厳密に何拍分のばすのか、何秒のばすのかというより、自分の感覚で短い間、中位の間、長い間という風に音楽に違和感が生じないポイントを探すのも楽しみのひとつです




例えば短いフェルマータと普通のフェルマータが二つあれば、短いものは長いものよりも短かく演奏するという風に相対的に比べながら間を考えるのも良いと思います。

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繰り返し記号 Q&A

前回、繰り返し記号のお話をしました

繰り返し記号について
(↑まだ見ていない人はこちら↑)

今回は実際にどんな風に繰り返すかというのをクイズ形式にしてみましたのでみんなでやってみてください

全10問です
何問解けるでしょうか?

第1問


第2問


第3問


第4問


第5問


第6問


第7問


第8問


第9問


第10問


どうでしたか?
何問答えられましたか?


~解説~

第1問 : ABCBCD
リピート記号の中は(特に指定が無ければ)1度繰り返します。

第2問 : ABCABDEF
繰り返し記号の右側しかないときは繰り返しをはじめるところは曲の最初になります。
1カッコはリピート記号の中を1度目に演奏するとき、繰り返した後に1カッコを飛ばして2カッコ(繰り返しの2度目)に進みます。

第3問 : ABCDEFBC
D.S.(ダルセーニョ)まで演奏したらBの頭についているセーニョマークまで戻ります。Fine とフェルマータは曲の終わる場所になります。

第4問 : ABCDAB
D.C .(ダ・カーポ)は曲の初めに戻ってということです。第3問と同じくフェルマータが終止です。

第5問 : ABCDABEF
D.C .(ダ・カーポ)までいったらCodaマークから Coda にとびます。この後ろについている Coda はマークなしで文字だけで書かれていることもあります。

第6問 : ABBCD
bisは2回繰り返すということです。

第7問 : ABCDECDF
D.S.(ダルセーニョ)からセーニョマークへ Coda マークから Coda へとびます。

第8問 : ABCABCABCABDEFEFEF
Cのところについているカッコは1.2.3.まで書いてあるので繰り返しのうち3回はそこを演奏して、4回目は4カッコへとびます。
ter は指定の範囲を3回演奏するという意味です。

第9問 : ABCDCDEFCD GHHGHH
小節Hのbisはは繰り返しのときも指定の範囲をそれぞれ2回演奏します。

第10問 :
ABCABCADEADFGHG
D.C.(ダ・カーポ)したあとは繰り返しのカッコは最短距離のカッコ(この場合は3カッコ)へ進みます。


知っている記号でも複雑な組み合わせされている場合は演奏前にしっかり確認しましょう

1~3門 リピート記号 注意
もう一度リピート記号のお話を復習してみましょう~

4~6門 リピート記号 初心者
リピート記号の簡単なルールがわかるレベル。さらにたくさんの記号を知れば曲の中でも苦労しないと思います。

7~8門 リピート記号 知識人
合奏でもリピート記号で苦労しないレベル

9~10門 リピート記号 博士
bravoです
リピート記号には知っているものでもまだややこしい組み合わせや紹介しきれていないものがあります。更にレベルアップを


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繰り返し リピート記号について

楽譜には何度も同じことを書かないようにしたり形式をはっきりするためにリピート記号(繰り返し記号)を使います。


指定されたところを2度・3度繰り返すだけでなく、記号から記号へワープするようなものもあります。

繰り返し記号をある程度知っているといいでしょう

リピート

リピート記号(左右にあるもの)の中の小節を繰り返して演奏する。
中には3回4回と繰り返しを指定したり、任意の回数を演奏する。

カッコ (1カッコ、2カッコ..)

1回目に1カッコを2回目に1カッコをとばして2カッコを演奏する。
リピート記号と一緒に用いられることがほとんどで2カッコまでではなく3カッコ、4カッコと演奏する場合があります。

ダカーポ

はじめに戻る
この記号がある小節を演奏した後、楽譜の最初にもどって演奏しましょう。

ダルセーニョ と セーニョ

D.S.のある小節を演奏したらセーニョマークのところへ飛ぶ。
ダルセーニョとセーニョはいつもセットで楽譜に出てきます。最初にセーニョマークが出てきますがこれはそのまま演奏を続けて、D.S.が出てきたら、その小節を演奏したあと先ほどのセーニョマークのところへ戻りましょう。

コーダ と トゥ コーダ

トゥコーダからコーダマークへとぶ。
ダカーポやリピートなどの繰り返しの後にトゥコーダからコーダ(終結部)へとぶためのマークです。

フィーネ

そこが曲の終わりになる
映画を見ていて最後に出てくる fin という文字の意味と同じで、これで終わりという意味です。他の繰り返し記号と一緒に用いられて一度目はそのまま演奏、繰り返しの後そこで曲の終止になります。

今回は繰り返し記号の基本を紹介しました。
次回は実践です。
楽譜の例を見ながら、一緒に繰り返しの方法を確認していきましょう



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速度の変化を表す楽語

楽語にはテンポを変えるものがあります。その他テンポと音量の二つの要素を変化させる楽語もあります。

テンポを変化させるもの
ritardando, rit. ..(リタルダンド) だんだんおそく
accelerando, accel. ..(アッチェレランド) だんだん速く

テンポと音量を変化させるもの

だんだん速く、だんだん強く
Stringendo, string...(ストリンジェンド)

だんだん遅く、だんだん強く
allargando, allarg. ..(アラルガンド)

だんだん遅く、だんだん弱く
Calando..(カランド)
Perdendosi..(ペルデンドシ) 消えるように
Morendo.. (モレンド)消えるように

色んなイメージをもってテンポと音量を変化させましょう

例えば、allargandoを演奏するときただテンポを遅く、音量を強くするのでなく..
山の頂上にやっと辿り着くときのように「よいしょ」と一歩づつ踏みしめるようにテンポをゆるめ、期待感がわいてくるように音量を強くしてみたり

具体的でセンスのある発想は音楽を豊かにします。楽語を楽語で終わらせないで自分と結びつけましょう

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Author:BrassMusic Hide
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各楽器のプロからもワンポイントアドバイス、日々の練習のあれこれ、質問にもお応えしていきたいと思っています♪

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