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iPadを使って演奏してみました。

iPadの譜面で演奏をする人が増えてきました。私もその一人なのです。
たくさんの方々からその使い勝手を訊かれるので実際に1年ほど使ってみて感じたことをまとめてみました。


まずは良いと思う点から..


たくさんの楽譜を持ち運ぶことができる。
家中の全部の楽譜を持ち運ぶ必要なんてありませんが、ちょっとやってみようかとか出かける前の準備入らずで便利です。

ペダルを使用すると両手がふさがっていても譜めくりできる。

ちなみに私はAirturn を使用しています。慣れれば自分で設定して(2ページめくるなど)色んな工夫ができます。


もっとシンプルで安価なペダルもあります。チェックしてみてください。

AirDrop(エアドロップ)を使えば他の端末に一瞬で送れる。
(便利ですが楽譜はきちんと購入しましょう)

Apple pencilと併用で原本を汚すことなく書き込みできる。


これはかなり便利です。ちなみにiPadのただのメモ帳でもApple pencilを使えばここまで絵が描けます。絵が好きな人にもおすすめです。


ちなみにApple pencilには第一世代と第二世代があるので詳しくはこちらでチェックしてみてください。

続いて、使用してみて分かったこと..

長時間の使用で目が疲れる。
(長時間の練習の時は紙の譜面でやっています。)
ペダルは慣れることが必要。
2度踏んでしまったり。個人的には床に置いたリードケースと勘違いして踏んでも踏んでもページがめくれなかった(当たり前。。)こともあり 苦笑
100%フリーズしない!とは言い切れない。
個人的にはフリーズしたことはないですが、知人から本番での恐ろしいエピソードを聞かされることが時々あります。
『色んな可能性があるので自分に合ったスタイルが見つかると良いですね!』
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演奏者の距離

お互いの音を聴きあっているのにアンサンブルがうまくいかずにズレていることがあります。
  そんな時に「もっと寄り添って」なんていうお決まりの台詞があります。大抵の場合は、お互いのリズムの感じ方を意識し合って近づくような精神的なことを指します。
しかし、もっと簡単にこのズレを解決する方法があります。それは物理的に演奏者距離が離れている場合です。

これは楽器初心者だけの話ではありません。
広い会場では特に、反響した音に合わせて演奏していると徐々に遅れてくるでしょう。
吹奏楽のコンクールなどで広い会場をダイナミックに使っているという演出か、少人数にも関わず演奏者同士の距離が離れていてアンサンブルが難しそうな状態を目にすることがあります。
少し寄り添ってみると互いの呼吸や気配を感じることができるので案外簡単に解決するかもしれませんよ。
何かが近くにいるという気配..
気配は空気の動きで感じているという意味では、音の類いかもしれませんね ^_^

息をイメージする

長年、吹奏楽の教育に携わってらっしゃる甘粕宏和さんのお話を聞きました。
とても興味深い内容でしたので一部をご紹介したいと思います。





管楽器の演奏には息のコントロールが必要不可欠です。息が変われば音が変わります。
しかし、体から楽器を通っていく息は可視化することができません。ですから初心者を教える時には、この息の流れをイメージで伝えることが大切です。


いざ学生たちに指導をする時に、音程を合わせてとかアタックが云々と言ったり、難しい言葉で簡潔にすることは簡単なことですが、自分の言葉がきちんと相手に伝わっているかというと100%とは言えず、学生たちの頭の上に?が浮かんでいる瞬間を見てきました。


そこで先生が現場でお話されているイメージの伝達方法を実際にやってみながら紹介していただきました。
息のスピードの変化・アインザッツを揃える・全体のバランスを聴くなど、決まった言葉で言いがちなことをユニークで好感を持てる方法で工夫されています。学生にとっても楽しい時間になるのではないでしょうか。

リトミックとは違いますが、簡単に体を使ってみたり、情報過多で委縮せずのびのびと楽器に向かっていける方法だと思います。
楽器をやっていて何かしらの変化を感じたり楽しいと思えることはモチベーションになりますから!



相手にわかる言葉で伝える工夫が大切です。


甘粕先生はこんな本を出されています。
そこでは今回、教えていただいた具体的な方法も紹介されています。




興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね。

ハーモニーディレクター

先日の記事でご紹介した東京音楽大学の授業「バンドディレクション」でハーモニーディレクターのお話がありました。
ざっくりというと、ハーモニーディレクターは教育の現場や吹奏楽の合奏などで電子音を使って学生たちに色んなことを音で提示できる鍵盤型の便利なマシンです。

そんなハーモニーディレクターは今やほとんどの学校が使っています。
個人的には電子音を使って提示することに反対だったのですが、お話を聞いている間に考え方が少しづつ変わってきました。
先生がしきりにおっしゃっていたのは、少しづつハーモニーディレクターから離れていくということでした。
補助輪を外して自転車に乗れるようになるように、音程やリズムに対する感覚がある程度養われてくるとハーモニーディレクターなしで演奏できるようになる必要があります。
(コンサートではハーモニーディレクターを使いませんからね)
具体的にどんなことが合奏の場で有効なのか、一部を紹介すると..


1.純正律を体験できる。
核になる音を元に3度や6度などで純正律の美しい響きを体験することができます。
純正律でハーモニーを奏でるためにプロでも注意します。しかしながらプロには瞬時にして自分の音程と相手の音程を聴いてどうするべきなのか判断するチカラがあります。

しかし、楽器をはじめて数年また数ヶ月の学生たちにとってはどうでしょうか。ロングトーンをまっすぐのばすことも困難な状態では3度どころか、同じ音程でも合わせることは難しいです。しかし、そんな彼らにも純正律の響きを体験したり、指標として実際に音を聞くことができるのは利点だと思いました。


2.リズムを鳴らすことができる。
テンポが定まらないときにメトロノームとして活用することはもちろん、リズムを組み合わせることができるので、ささっとインプットして苦手なリズムを練習することができます。
などなど..

他にも便利機能はたくさんあるわけです。


興味のある方はこちらをどうぞ⬇︎



注意点はスピーカーなどで音を増幅する場合は、その近くに学生たちが座って耳に直接大音量
使い方によって薬にも毒にもなるハーモニーディレクターのお話でした。

バンドディレクション

東京音楽大学の吹奏楽アカデミーの授業のひとつにバンドディレクションというものがあります。
授業の名前だけ聞いてもあまりピンとこないかもしれませんよね.. 
この授業では、吹奏楽部の顧問をされている先生やバンドクリニックなどでご活躍されている先生方、また作曲家の方など幅広い方々を招き、教育を考えたり、学校の吹奏楽部を運営していくための具体的なお話を伺いながら、教える人に必要なスキルや考え方を養っていきます。
われわれ教員もふくめ非常に勉強になっております。

お招きした先生方のお話は興味深く、大人数の充実したバンドもあれば、少人数の場合にどのような工夫をして活動をするかなど実践的な内容となっています。先生方が共通してお話されているのは吹奏楽部での活動を通して学生たちにどんな財産を残すことができるかということです。
楽譜が読める、楽器が吹けるというのも財産ですが、あの時間は素敵だったし、今もなおあの体験が生きる力になっていると思えることは本当に価値のあることだと思います。
ボク自身も中学の吹奏楽部のときにはじめて大人数の演奏を生で聴いた時の感動や、誰かとなにかを目指して努力することの価値や責任を感じました。
大切な時期に音楽を通してそういう体験ができると素敵ですね。
プロフィール

BrassMusic Hide

Author:BrassMusic Hide
ブラスミュージックネットでは、
ある音楽家が、吹奏楽・ブラスバンドに役立つ管楽器情報情報をお届けいたします。
各楽器のプロからもワンポイントアドバイス、日々の練習のあれこれ、質問にもお応えしていきたいと思っています♪

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